国会は17日、ベトナムのフラッグキャリアである国営系ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)の救済措置に関する決議を採択した。

  HVN株は、企業における国家資本管理委員会(CMSC、通称スーパー委員会)が86.2%を保有し筆頭株主となっている。また、日本のANAホールディングスも株式8.8%を出資している。航空産業ということで、HVNは国営企業の中でも新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による打撃が最も大きかった企業の一つと言える。

  今回採択された決議によると、ベトナム国家銀行(中央銀行)が商業銀行を介して貸付基準利率=リファイナンスレート(現行:年4.0%)の優遇金利でHVNに4兆VND(約182億円)を貸し出す。

  また、HVNが株主割当増資を実施し資本金を8兆VND(約364億円)増資することも認められた。政府株主に割り当てられる増資による新株は国家資本投資経営総公社(SCIC)が引き受けることとする。

  国会での審議では、HVNのみを支援するのではなく、要件を規定し、これを満たした企業に対する支援措置を適用すべきとする意見も出ていたが、予算が限られていることから、優先度の高いHVNを特例として救済措置を講じることになった。(情報提供:VERAC)(イメージ写真提供:123RF)