(決算速報)
 シナネンホールディングス <8132> は10月30日の取引時間終了後に21年3月期第2四半期累計の連結業績を発表した。自転車事業の好調や原価改善の効果などで大幅営業・経常増益だった。通期減収減益予想を据え置いたが、エネルギー事業は下期が需要期であることを考慮すれば、通期上振れ余地がありそうだ。株価は水準を切り上げて07年以来の高値圏だ。上値を試す展開を期待したい。
 
■21年3月期2Q累計は大幅営業・経常増益、通期上振れ余地
 
 21年3月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比13.8%減の797億89百万円、営業利益が6.2倍の9億68百万円、経常利益が2.5倍の9億27百万円、純利益が46.8%減の3億95百万円だった。
 
 市況の影響、夏の平均気温上昇による需要減少、新型コロナウイルスによる飲食店向け業務用の需要減少などで減収だったが、自転車事業や抗菌事業の好調、原価改善の効果などで大幅営業・経常増益だった。純利益は前期計上の事業譲渡益および段階取得に係る差益が剥落して減益だった。
 
 通期連結業績予想は据え置いて、売上高が20年3月期比4.7%減の2260億円、営業利益が10.4%減の22億円、経常利益が18.3%減の18億円、純利益が49.8%減の15億円としている。エネルギー事業は下期が需要期であることを考慮すれば、通期上振れ余地がありそうだ。
 
■株価は上値試す
 
 株価は水準を切り上げて07年以来の高値圏だ。第2四半期累計業績を評価して上値を試す展開を期待したい。10月30日の終値は3025円、時価総額は約395億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)