(決算速報)
 JFEシステムズ <4832> (東2)は10月28日の取引時間終了後に21年3月期第2四半期累計の連結業績を発表した。大規模案件の減少で利益率が低下して減益だった。未定としていた通期予想は新型コロナウイルスの影響で減収減益・減配予想とした。株価は戻り高値圏だ。目先的には失望売りが優勢になりそうだが、業績悪化懸念をある程度織り込み済みで下値限定的だろう。
 
■21年3月期2Q累計減益、新型コロナ影響で通期減収減益・減配予想
 
 21年3月期第2四半期累計連結業績は、売上高が前年同期比2.1%増の227億42百万円、営業利益が4.6%減の19億44百万円、経常利益が3.0%減の19億67百万円、純利益が4.2%減の12億55百万円だった。受注残の消化で増収だが、新型コロナウイルスの影響による案件構成変化(大規模案件の減少、小規模案件の増加)で生産性が低下し、利益率が悪化した。
 
 未定としていた通期予想は、売上高が20年3月期比4.1%減の460億円、営業利益が21.5%減の37億70百万円、経常利益が20.9%減の38億円、純利益が24.6%減の24億円、配当が20円減配の100円(期末一括)とした。
 
 新型コロナウイルスの影響で新規受注が減少し、JFEスチール・グループ向け基盤サービスを除くすべての事業が減収となる見込みだ。さらに案件構成変化も影響して大幅減益予想としている。22年3月期の収益拡大を期待したい。
 
■株価は下値限定的
 
 株価は戻り高値圏だ。目先的には失望売りが優勢になりそうだが、業績悪化懸念をある程度織り込み済みで下値限定的だろう。10月28日の終値は4055円、時価総額は約318億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)