グエン・スアン・フック首相は20日午後、ベトナムを訪問していた韓国サムスン電子の副会長で、サムスングループの経営トップであるイ・ジェヨン(李在鎔)氏と会談した。

  首相はこの席で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を効率的に封じ込めているベトナムは東南アジア諸国連合(ASEAN)の中で2020年の国内総生産(GDP)がプラス成長を維持する唯一の国だとした上で、ベトナムにおけるサムスンのバリューチェーンの充実に向けて同社がベトナムに半導体製品の生産工場を新たに建設することを望んだ。

  首相はまた、同社に対し、ベトナム企業によるサムスンのサプライチェーンへの参加を支援するよう働きかけた。

  一方のイ氏は同社のベトナム事業について、製造だけでなく研究開発(R&D)にも重点を置き、ハノイ市に建設中の研究開発(R&D)センターを2022年末をめどに開業する計画を明らかにしたほか、首相に対し同社に有利な条件を整えるよう要請した。

  これに関連し、首相はホーチミン市9区のサイゴンハイテクパーク(SHTP)に入居しているサムスンの事業について、政府がこのほど同市人民委員会の提案のもと、同事業に対する輸出加工企業制度の適用を認める決議を採択したことを明らかにした。

  なお、ハノイ市のR&Dセンターは3000人以上の技術者を抱え、同社の主要なR&D拠点となる。(情報提供:VERAC)(イメージ写真提供:123RF)