2020年における外資系企業と地場系企業の平均昇給率が直近10年間で最低となっていることが、米国の人材コンサルティング大手マーサー(Mercer)と地場タレントネット(Talentnet)による調査で明らかとなった。この調査は、ベトナム国内で事業展開している16業種の企業600社以上を対象に行ったもの。

  2020年における外資系企業と地場系企業の平均昇給率はそれぞれ+6.5%、+5.2%で、いずれも前年と比べて低下した。前年の平均昇給率はそれぞれ+8.6%、+8.9%だった。

  2020年に昇給率が高かった業種は、◇保険:+8.7%、◇ハイテク:+8.5%、◇医薬品:+8.4%で、いずれも新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影響が限定的な分野。

  また、調査対象となった外資系企業の14%が「今年は賃上げを行わない」と回答。地場系企業では34%が同様の回答をしている。さらに、外資系企業の6%、地場系企業の3%が来年も賃上げを行わない方針を示している。

  企業各社は賃上げに慎重な姿勢を見せている一方で、多くの企業が重要な人材に対しては手厚い賞与を支払う構えを示している。特に、銀行やファイナンス会社、ファンド運用会社などでは年間給与の20~22%に相当する賞与を予定している。(情報提供:VERAC)(イメージ写真提供:123RF)