国際通貨基金(IMF)はこのほど、2020年のベトナムの国内総生産(GDP)成長率を+1.6%と予想し、GDP規模は3406億USD(約36兆1040億円)に拡大し、東南アジア諸国連合(ASEAN)で4位に立つとの見通しを示した。

  このGDPは、ベトナム人民軍やベトナム人民公安の傘下企業など、これまで統計に含めていなかった対象を加算する形でGDPの算出を見直したもの。IMFはベトナム計画投資省傘下の統計総局(GSO)に対し、この見直しを支援していた。

  新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け、周辺諸国がマイナス成長に陥っているのに対し、ベトナムはプラス成長を維持していることが順位上昇の要因となった。

  2020年のベトナムのGDPは、シンガポール(5位)の3374億USD(約35兆7600億円、前年比▲6.0%減)、マレーシア(6位)の3363億USD(約35兆6480億円、同▲6.0%減)を若干上回る。

  GDP上位3か国は、◇インドネシア:1兆0890億USD(約115兆円、同▲1.5%減)、◇タイ:5092億USD(約54兆円、同▲7.1%減)、◇フィリピン:3674億USD(約39兆円、同▲8.3%減)で、いずれもマイナス成長になる見通し。

  なお、ベトナム国民1人当たりのGDPは前年比+2.5%増の3500USD(約37万1000円)に増加すると予想されている。(情報提供:VERAC)(イメージ写真提供:123RF)