グエン・スアン・フック首相は2日に開かれた政府会合で、迅速な経済回復を後押しし、2020年の国内総生産(GDP)成長率+2.5~3%の達成を目指して取り組むよう求めた。

  ベトナムは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の2度の流行の抑え込みに成功したことを背景に、経済が回復基調にある。国内外の多くの研究機関が同様の成長率予測を発表しており、現実的な数字だとしている。

  会合では今年の残り3か月に実施する経済回復策として、金融機関の貸出残高の増加や公共投資資金の実行迅速化、製造分野の企業への支援策などが提示された。

  貸出残高の伸び率は4~6月に+4.2~4.3%だったが、9月になって+6.1%に急伸した。企業や農家の資金決済が活発化していることを示すもので、通年で+9%以上となる可能性がある。ベトナム国家銀行(中央銀行)のダオ・ミン・トゥー副総裁は、金融機関に返済期限の来た債務の再編や利息の凍結などの対策を要請。省庁にも財政や税務面での企業支援策を求めた。

  ドー・タン・ハイ商工次官は、生産企業、特に輸出企業に対する支援策として、海外直接投資(FDI)や自由貿易協定(FTA)の活用、新市場の開拓・参入障壁の除去、輸出関連情報の強化、行政改革などを挙げた。(情報提供:VERAC)(イメージ写真提供:123RF)