ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)は、一部の省・市における試験導入を経て、来る10月に国産機械設備を駆使した第5世代移動通信システム(5G)の商用サービスを開始する。

  ベトテルは当初、6月に5Gサービスを開始する予定だったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、10月に延期することになった。同社は2021年6月までに全国で5Gサービスを展開する計画だ。実現すれば、5Gサービスを展開する世界で最初の国々の一つになる。

  ベトテルは、トランシーバーなど5Gサービス向けの機械設備を自社で設計・製造し、「国産5G」の展開を可能としている。同社は5Gサービスの全国展開に伴い、一般向け・軍向けの製品・サービスを整備するなどして5Gサービスを活かしたエコシステムを構築していく。

  地場系コングロマリット(複合企業)のビングループ[VIC](Vingroup)子会社のビンスマート(VinSmart)は7月上旬、5Gに対応するスマートフォン「Vスマート・アリス5G(Vsmart Aris 5G)」を発表した。これは、初の国産5G対応スマートフォンになる。

  なお、ベトナム郵便通信グループ(Vietnam Posts and Telecommunications Group=VNPT)傘下のビナフォン(Vinaphone)と情報通信省傘下のモビフォン(MobiFone)の国営2社も、2021年中に商業ベースでの5Gサービスを開始する計画だ。(情報提供:VERAC)(イメージ写真提供:123RF)