電子商取引(eコマース=EC)サイト「ティキ(Tiki)」と、コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)が展開する総合アプリケーション「ビンID(VinID)」はこのほど、フードデリバリーサービスを試験的に導入した。

  ティキとビンIDが参画する前は、シンガポール系グラブ(Grab)の「グラブフード(GrabFood)」、地場フーディ(Foody)の「ナウ(Now)」、インドネシア系ゴジェック(Gojek)の「ゴーフード(GoFood)」、韓国系「配達の民族(Baemin)」の4つのアプリが市場を分け合っていた。

  地場コーヒーチェーン大手の「ザ・コーヒー・ハウス(The Coffee House)」はこれまでアプリを通じたフードデリバリーサービスを展開していなかったが、現在はティキとビンIDの両方に出店している。

  ザ・コーヒー・ハウスはティキのフードデリバリー機能「ティキ・ゴン(Tiki Ngon)」で59種類のドリンクや中秋月餅を販売している。ティキ・ゴンはホーチミン市で試験導入されているが、ザ・コーヒー・ハウスの商品についてはハノイ市でも注文できる。配達時間は1時間以内だという。

  ビンIDには、ザ・コーヒー・ハウスのほか、「ハイランズコーヒー(Highlands Coffee)、「スターバックス(Starbucks)」、「ジ・アレイ(The Alley)」などの人気チェーンも出店している。

  ティキはカード決済のほか、現金決済にも対応しているが、一方のビンIDは電子財布「ビンIDペイ(VinID Pay)」とカード決済のみに対応している。新たなプレーヤーの市場参入により、フードデリバリー市場の競争は一層熾烈化していくものとみられる。(情報提供:VERAC)(イメージ写真提供:123RF)