コロナショックから力強く回復した米国株式に比べ、国内株式の動きは鈍い。しかし、その中にあっても投資する株式を厳選することで米国株投資に見劣りすることのないパフォーマンスを獲得することも可能だ。過去16年間で基準価額が約3.6倍、年平均8%の上昇を実現した明治安田アセットマネジメントの「グローイング・カバーズ」の優れた運用力について、同社専務執行役員の中谷友行氏(写真:左)と、モーニングスター代表取締役社長の朝倉智也(写真:右)が語り合った。(パフォーマンスは設定日から2020年7月末までの期間において分配金再投資ベース・税引前)

◆国内株式運用で高いパフォーマンスを実現するには

朝倉 モーニングスターアワードFund of the Year2019におきまして、「新成長株ファンド(愛称:グローイング・カバーズ)」が国内株式型 部門で優秀ファンド賞を受賞しています。この度のコロナ禍では、国内外ともに株式市場で非常に大きく動き、コロナショック後に米国株が力強く上昇して注目されています。その中にあって国内株を選ぶ魅力はどこにあるのでしょうか?

中谷 日本は長引く低成長の影響を受けているため、日本株の中でも大型株のパフォーマンスは米国株と比べると見劣りしています。ただ、対象を中小型株にしますと、日本株市場においても米国市場に負けないほど、利益成長性が高く、株価が最高値を更新している銘柄が少なくありません。

 コロナ禍により投資環境は不透明感を増していますので、国内株式への投資の仕方としては市場全体を買うようなインデックス投資よりも、企業調査を徹底して銘柄をピックアップして投資する方法に魅力があると考えています。「グローイング・カバーズ」は、そうした徹底した企業調査をセールスポイントにしているファンドです。

朝倉 ファンドの特徴は?

中谷 「グローイング・カバーズ」は、2004年4月の設定以来16年強の実績があり、分配金再投資基準価額で約3.6倍になっています。平均すると年率8.2%の上昇が16年間続いていることになります。この間、リーマンショック、あるいは、東日本大震災等の難局を乗り越えており、足もとのコロナ禍においても基準価額がコロナ禍以前の水準を回復しています。数々の市場の洗礼を受けつつもそれを克服し、好パフォーマンスを持続してきたファンドといえるかと思います。

 ファンドのコンセプトは、純粋に事業の革新性と成長性にのみ注目し、これから成長を遂げそうな今が旬の銘柄約50銘柄を選び出して投資しているということになります。

◆成長企業を見極めるポイント「経営者との直接面談」

朝倉 「グローイング・カバーズ」はパフォーマンスの良い魅力あるアクティブファンドだと思います。運用を行う上で、中小型株式の銘柄選定は大変難しいかと思いますが、成長企業を見極めるポイントは?

中谷 銘柄を見極める精度を上げるために、企業のIR担当者ではなく、「経営者との直接面談」を行って、そこから得た生情報を最も重視しています。さらに、銘柄ごとの担当制ではなく、年代の異なる4人のチーム制での調査・分析も重視しています。

 注目した企業は、約3カ月ごとに経営者とチーム全員が順番に面談し、幅広い角度から1つ1つ丹念に銘柄を分析します。チーム全員で分析することで、一人の担当者が銘柄の良し悪しを決めるより、企業の本質をより正確に把握できると確信しています。このような調査・分析が、成長企業の株を割安な水準で組み入れるスタンスを貫き通すこと可能にし、その結果として良いパフォーマンスを提供できていると実感しています。

朝倉 モーニングスターのファンドオブザイヤーは、運用成績の定量面だけでなく、運用体制などの定性面も優れているかを調査した上で「グローイング・カバーズ」を表彰致しました。今後も、このファンドが投資家の注目を集めるファンドになると期待していますので、投資家へのメッセージをお願いします。

中谷 株式市場全体の上げ下げの動きを予測することは難しいので、なかなか投資に踏み込めない方も多いかと思います。株式市場全体を森に例えますと、森全体(≒株式市場全体)がどのように変化していくかを予想するのは大変難しいことですが、毎日森の中を歩き回っている人がスクスク育つ一本一本の木(≒個別企業)を見極めるのは、それほど難しいことではないと思っています。

 私どもは、一つ一つ成長企業を丹念に調査し、しっかり分析して成長性を見極めた上で選別投資することが、ファンドのパフォーマンスを向上させ、最終的にお客さまの資産を成長させることになると信じております。「新成長株ファンド(愛称:グローイング・カバーズ)」をご愛顧いただきますようお願いいたします。(情報提供:モーニングスター社)