三洋貿易 <3176> は8月6日の取引時間終了後に20年9月期第3四半期累計の連結業績を発表した。新型コロナウイルスによる経済収縮の影響で減収減益だった。ただし通期予想に対する進捗率は順調だった。通期上振れ余地がありそうだ。株価は新型コロナウイルスの影響を織り込み済みと考えられ、高進捗率を好感する可能性もありそうだ。
 
■20年9月期3Q累計減収減益だが進捗率順調
 
 20年9月期第3四半期累計の連結業績は、売上高が前年比10.5%減の573億72百万円、営業利益が22.0%減の38億21百万円、経常利益が17.5%減の42億05百万円、純利益が20.3%減の27億41百万円だった。
 
 新型コロナウイルスによる経済収縮の影響で減収減益だった。特に自動車関連が国内外で顧客の生産急減の影響を受けた。また木質バイオマス関連の前年の大型案件の反動も影響した。
 
 通期予想(5月12日に売上高、利益とも下方修正)は据え置いて、売上高が19年9月期比9.3%減の755億円、営業利益が20.0%減の47億円、経常利益が21.0%減の48億円、純利益が17.9%減の33億円としている。
 
 新型コロナウイルスの影響で通期も減収減益予想だが、第3四半期累計の進捗率は売上高76.0%、営業利益81.3%、経常利益87.6%、純利益83.1%と順調だった。通期上振れ余地がありそうだ。
 
■株価は高進捗率を好感の可能性
 
 株価(20年2月1日付で株式2分割)は戻り高値圏から反落してやや軟調だが、新型コロナウイルスの影響を織り込み済みと考えられ、高進捗率を好感する可能性もありそうだ。8月6日の終値は923円、時価総額は約268億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)