国家賃金審議会は5日に第2回会合を開き、2021年の一般労働者向け最低賃金案ついて討議した。

  労働者を代表するベトナム労働総連盟は会合で、「2021年1月1日より現行と比べて平均+2.50%引き上げる」と「2021年7月1日より現行と比べて平均+3.95%引き上げる」の2案を提案した。

  しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が続く中、労働傷病兵社会省と、雇用者を代表するベトナム商工会議所(VCCI)は、雇用主が直面している困難を分かち合う必要があるとして、2021年の一般労働者向け最低賃金の引き上げは控えるべきだとの見解を示した。

  双方に意見の食い違いがあったため、最低賃金の現状維持案について投票が行われた。投票の結果、国家賃金審議会の構成員13人中9人が同案に賛成した。一方、ベトナム労働総連盟から選出された構成員4人は、同案について「労働者の要望に応えていない」として投票を棄権した。

  国家賃金審議会は今後、政府に最低賃金の現状維持案を提案する方針。なお、現行の地域別の最低賃金は以下の通り。

◇第1種:442万VND(約2万0500円)
◇第2種:392万VND(約1万8200円)
◇第3種:343万VND(約1万5900円)
◇第4種:307万VND(約1万4200円)(情報提供:VERAC)(イメージ写真提供:123RF)