ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)が6月に実施した銀行業界に対する調査報告で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の蔓延が銀行業界のより速いデジタルトランスフォーメーション(DX)化を後押しし、デジタルテクノロジーによる経費節減で増益を期待していることが分かった。

  インターネットバンキングやモバイルバンキングなどのデジタルテクノロジーに投資をしている銀行は、2018年の調査では93%だったが、今回は100%に達した。銀行の主な業務のDX化に取り組んでいる銀行は83.3%で、モノのインターネット(Internet of Things=IoT)や大規模データベース、人工知能(AI)、クラウドコンピューティング、ロボット工学などを導入して、ビジネスモデルの再構築、電子決済、サービスの質向上のための顧客分析などに利用することを目指している。

  銀行はDX化戦略を策定して利用者の急速に高まる需要に応えようとしているが、大半の銀行では決済システムや技術インフラがまだ対応できていないのが現状だ。

  報告は銀行のDX化における課題として、サイバーセキュリティーのリスク、DX化をサポートする政策や法規の不足、優秀なエンジニアの不足などを指摘している。(情報提供:VERAC)(イメージ写真提供:123RF)