合併・買収(M&A)情報を提供するマージャーマーケット(Mergermarket)によると、2020年1~6月期におけるベトナムのM&A取引額は8億7200万USD(約932億円)で、東南アジア地域でシンガポールに次ぐ2位だった。

  このうち、米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(Kohlberg Kravis Roberts=KKR)などによる地場住宅開発最大手のビンホームズ[VHM](Vinhomes)に対する6億5100万USD(約696億円)の出資が大半を占めた。ビンホームズは地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)の子会社。

  東南アジア地域での1~3月期のM&A取引は149件で、金額は前年同期比▲12.5%減の290億USD(約3兆1000億円)だった。ただ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、4~6月期の取引は63件、38億USD(約4060億円)に留まった。

  同地域で1~6月期にM&A取引が最も多かったのはシンガポールで、27件、27億USD(約2890億円)だった。このうち、東南アジア各国でタクシー配車・予約サービスを展開するグラブ(Grab)に対する三菱UFJフィナンシャルグループなどによる8億5000万USD(約909億円)の出資が大きい。(情報提供:VERAC)(イメージ写真提供:123RF)