7月10日、香港メインボードに6銘柄、GEMに1銘柄、合計7銘柄が同時上場した。メインボードに上場した6銘柄は、全て公募価格を上回る初値を付けた。特に、ヘルスケア関連銘柄の人気が高い。

 虎視傳媒(01163)は公募価格0.86香港ドルに対し、初値は1.05香港ドルで、公募価格を22%上回った。

 同社は、オンライン広告プラットフォームで、主に中国企業の外国市場におけるオンライン広告サービスを提供している。Facebook、Google、Snapchat、Twitter、Yahooなどのトップメディアのパブリッシャーをカバーすることを戦略的に行っている。特に、Facebookの中国輸出パートナー(CEP)として、23CEPの中でトップにランクされた。

 欧康維視(01477)は公募価格14.66香港ドルに対し、初値は43.00香港ドルで公募価格を193%上回った。

 同社は中国を拠点とする眼科用医薬品プラットフォーム企業。中国において満たされていない眼科治療の開発、および、商品化に取り組み、世界クラスの医薬品トータルソリューションを提供している。

 正栄服務(06958)は公募価格4.55香港ドルに対し、初値は4.86香港ドルで公募価格を7%上回った。

 同社は、中国で急成長している包括的な不動産管理サービス会社。15年以上の不動産管理サービスを提供しており、競合他社との差別化に成功している。2020年の不動産管理企業トップ100の中で、19年の収益成長率と純利益で、それぞれ10位と3位にランク付けされている。

 思摩爾国際(06969)は公募価格12.40香港ドルに対し、初値は28.00香港ドルで公募価格を126%上回った。

 同社は世界最大の電子タバコメーカー。日本たばこ、ブリティッシュアメリカンタバコ、レイノルズアジアパシフィックなど世界の主要なたばこ会社にVapingデバイスと関連製品を提供している。

 永泰生物製薬(06978)は公募価格11.00香港ドルに対し、初値は13.40香港ドルで公募価格を22%上回った。

 同社は、中国を代表する細胞性免疫療法バイオ医薬品企業で、13年以上にわたりT細胞免疫療法の研究、開発、および、商品化に注力している。コア商品である「EAL」は、中国で最初にフェーズ2臨床試験が承認された細胞性免疫療法製品。

 緑城管理(09979)は公募価格2.50香港ドルに対し、初値は2.65香港ドルで公募価格を6%上回った。

 同社は、中国の不動産市場で最大のプロフェクト管理会社。2019年には72の新規契約プロジェクトがあり、延べ面積は約1600万平方メートルと、中国のプロジェクト管理市場の23.7%のシェアを獲得し、トップになっている。

 中国蜀塔(08623)は、GEMに上場した。公募価格0.30香港ドルに対し、初値は0.22香港ドルで、公募価格を27%下回った。

 同社は四川省のケーブルとワイヤーのメーカー。成都と広元に生産設備がある。四川省の電線メーカーとしては売上高で第4位。

 なお、中国で最大規模の営利私立総合病院である河南省本立病院を運営している宏力医療(09906)は、この日予定していた上場を先送りした。(イメージ写真提供:123RF)