格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)が27日開催の定時株主総会で発表した2019年業績は、航空輸送収入が前年比+22%増の41兆2520億VND(約1900億円)、税引前利益が同27%増の3兆8690億VND(約180億円)だった。

  同社は2019年に34路線を新規就航し、運航路線を国内線44路線、国際線95路線の計139路線に増やした。同年の輸送旅客数は2500万人以上で、累積輸送旅客数は1億人に達した。

  ベトナムの航空業界は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で大きな打撃を受けたが、ベトナムは他国に先駆けて国内線の運航を全面的に再開。ベトジェットエアは、国内線の再開とともにキャンペーンを実施したほか、8路線を新規就航し、国内線網を計53路線に拡大した。

  ベトジェットエアを含めたベトナム航空業界は、7月以降の国際線の運航再開に向けて準備を進めている。現在、ベトナム政府は航空会社を支援するため、減税や手数料の引き下げ、低金利での融資など、様々な策を実施している。

  こうした現状を踏まえ、ベトジェットエアは2020年末までに機材数を90機に増やすほか、運航便数を11万8000便以上、輸送旅客数を2000万人以上に引き上げる計画。さらに、貨物サービスの強化、航空機購入、クレジットローンソリューションの多様化、搭乗手続きのセルフサービス化の拡大など、コストを最適化するソリューションの展開に注力し、年末までに中核事業である航空輸送の損益分岐点達成を目指す。(情報提供:VERAC)(イメージ写真提供:123RF)