綿半ホールディングス <3199> は、前日26日に60円高の1885円と高値引けで3営業日続伸した。今年5月14日に3月期決算を発表し、今2021年3月期業績も、6期連続の過去最高更新と予想したことを手掛かりにバリュー株買いが増勢となった。テク二カル的にも、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的な大流行)による世界同時株安に巻き込まれてつけた年初来安値1193円から約700円高、6割高し、25日移動平均線が75日移動平均線を上抜くゴールデンクロス(GC)を示現し上昇トレンド転換を確認したとしてサポート材料視されている。
 
■店舗改装、電子マネー導入でリアル店舗を活性化しネット販売も拡大
 
 同社の今2021年3月期業績は、売り上げ1202億7700万円(前期比0.1%増)、営業利益26億5300万円(同0.6%増)、経常利益28億5100万円(同1.4%増)、純利益16億5000万円(同8.6%増)と予想され、6期連続で過去最高を更新する。小売事業では、リアル店舗の存在価値向上策として電子マネー「goca」の導入や店舗の改装を進め、2018年12月に子会社化した通販子会社と連携してネット販売を拡大させ、建設事業では提案型メーカー化への技術開発と自動溶接ロボット活用による生産性アップに取り組み、貿易事業でも、取扱原薬数倍増の体制整備などにより新原料の市場投入を積極化することなどが寄与する。また2022年3月期には売り上げ1200億円、経常利益32億円を目標にしており、業績高成長が続く。
 
 なお新型コロナウイルス感染症の拡大に対応して、同社は、地域の飲食店・宿泊業や全国の食品生産者を応援するために、飲食店・旅館のテイクアウト商品や地場農産物、加工品、生鮮品を同社店舗で販売しているほか、同事業者が同社店舗で購入する際の割引カードを発行して応援しており、5月25日に「非常事態宣言」が全国的に解除されたことから、地域一体の経済活動再開が、同社業績にもプラスに働く可能性が強まる。
 
■GC示現で上昇トレンド転換を鮮明化しPER11倍の割安修正を加速
 
 株価は、年初来高値2006円をから新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的な大流行)による世界同時株安に巻き込まれて年初来安値1193円まで調整したが、売られ過ぎ修正に「巣ごもり消費」の買い溜め関連株買いがオンして1839円まで5割高し、25日移動平均線で下値を確かめるスピード調整を続けてきた。この間、25日線が75日線を上抜くGCを示現し上昇トレンド転換を示唆しており、足元の3連騰で1839円の戻り高値を上抜き騰勢再燃となった。投資採算的にもPERは11倍台、PBRは1.1倍と割り負けており、バリュー株買いの増勢で年初来高値奪回が加速しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)