新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を軽減する策として、ベトナム国家銀行(中央銀行)は雇用主に対し、16兆VND(約730億円)の給与支払い目的の無利子融資を行う。

  中央銀行はこれに先立ち、同事業を管轄するベトナム社会政策銀行(VBSP)にこの融資金の全てを配分した。中央銀行のダオ・ミン・トゥー副総裁が14日に明らかにした。

  これにより、条件を満たした雇用主は、労働者に給与を支払うことを目的として無担保・無利子でVBSPから資金を借り入れることが可能となる。

  条件として、◇社会保険に加入している労働者の20%、または30人以上が1か月以上継続して休暇を取らざるを得なくなっていること、◇4月1日から6月31日までの休暇期間中の給与の50%以上を既に支払っていること、◇財務的困難に陥り、さらに休暇期間中の給与支払いに充てる資金を確保できないこと、◇2019年末時点で不良債権を抱えていないこと、などが挙げられる。

  融資枠については、労働者1人につき現行の最低賃金の50%以下、最大3か月分(4月~6月分)とする。融資期間はVBSPと雇用主が協議の上で決定するが、12か月以下とする。なお、支払期限を過ぎた場合の利子は年12%とする。(情報提供:VERAC)(イメージ写真提供:123RF)