グエン・スアン・フック首相は5日に開かれた政府定例会合で、ベトナムの2020年の国内総生産(GDP)成長率の目標値を+5.0%以上に下方修正し、消費者物価指数(CPI)を4.0%以下とする方針を明らかにした。

  新たな目標値は、国会が承認した今年の目標値である+6.8%を下回るものの、世界銀行(WB)などの国際機関の予想を上回る。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大の影響により、WBはベトナムの2020年のGDP成長率を前回の予想値+6.5%から+4.9%に下方修正し、CPI上昇率予測を+3.5%としている。

  首相は、◇公共投資、◇民間資本誘致、◇国内消費刺激、◇輸出強化、◇外資誘致の5事業を中心に対策に取り組んでいくとし、政府は近く同5事業を推進するための政策を打ち出すと述べた。

 首相は、「1-4月期における公共投資額は前年同期比+13%増に留まった」と指摘し、関連省庁・地方に対し、今年中に公共投資資金700兆VND(約3兆2000億円)を全て投入するよう指示した。

 GDPや財政収支、公的債務などに関する2020年の経済開発シナリオを一新し、ベトナム共産党政治局ならびに次期国会に提出する。(情報提供:VERAC)(イメージ写真提供:123RF)