ベトナム国家銀行(中央銀行)は16日、国内で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が拡大している中、景気を下支えするため、主要政策金利の引き下げに関する決定第418号/QD-NHNNを公布した。

  決定では、主要政策金利を以下のように定めている。

◇貸付基準利率(リファイナンスレート):金利年5.0%、引き下げ幅▲1.0%
◇基準割引率(ディスカウントレート):金利年3.5%、引き下げ幅▲0.5%
◇銀行間のオーバーナイト(翌日物):金利年6.0%、引き下げ幅▲1.0%
◇公開市場操作(OMO)を通じた買戻条件付金利:金利年3.5%、引き下げ幅▲0.5%

  また、同日に公布された決定第419号/QD-NHNNおよび決定第420号/QD-NHNNでは、◇金融機関・海外銀行支店が適用するドン建て預金の上限金利、◇5つの優遇分野に対するドン建て短期貸付の上限金利を以下のように定めている。

◇普通預金、期間1か月未満の定期預金に対する預金の上限金利:金利年0.5%、引き下げ幅▲0.3%
◇期間1か月以上6か月未満の定期預金の上限金利:金利年4.75%、引き下げ幅▲0.25%
◇5つの優遇分野に対するドン建て短期貸付の上限金利:金利年5.5%、引き下げ幅▲0.5%

  5つの優遇分野は、◇農業農村分野、◇輸出企業の生産販売活動、◇中小企業の生産販売活動、◇裾野産業分野、◇ハイテク応用産業分野。

  一方、決定第421号/QD-NHNNおよび決定第422号/QD-NHNN、決定第423号/QD-NHNNでは、◇金融機関によるドン建て法定準備預金金利、◇ベトナム開発銀行(VDB)、政策銀行、人民信用基金、マイクロファイナンス機関、ベトナム預金保険(DIV)によるドン建て預金金利を、いずれも年0.8%から年1.0%に引き上げた。

  各決定はいずれも2020年3月17日に発効した。(情報提供:VERAC)(イメージ写真提供:123RF)