米国抜きの新たな環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)「包括的および先進的な環太平洋パートナーシップ協定(TPP11=CPTPP)」が2019年1月にベトナムで発効してから1年以上が経過した。商工省はこのほど、2019年におけるその実行結果を発表した。

  2019年におけるベトナムとCPTPP締結国との間の貿易総額は前年比+3.9%増の774億USD(約8兆6700億円)と小幅に増加した。このうち、ベトナムのCPTPP締結国に対する輸出額は同+7.2%増の395億USD(約4兆4200億円)だった。

  CPTPP締結国への輸出品目は電話や部品、機械設備、水産物、縫製品などが主。ベトナムが二国間の自由貿易協定(FTA)を結んでいないカナダとメキシコへの輸出額は同+29.9%増、+27.6%増と急増した。

  ベトナムのCPTPP締結国に対する貿易収支は39億USD(約4400億円)の黒字となり、黒字額は前年の2.4倍に膨らんだ。

  ベトナムのCPTPP締結国に対する輸出は期待に見合っていないが、貿易収支の黒字額が急増したことは評価されている。

  なお、2019年に全国63省・市のうち27省・市がCPTPP締結国に商品を出荷した。このうち、ホーチミン市の輸出額がトップで、以下、ハノイ市、東南部地方バリア・ブンタウ省、北部紅河デルタ地方バクニン省、南中部沿岸地方カインホア省と続いた。(情報提供:VERAC)(イメージ写真提供:123RF)