綿半ホールディングス <3199> は、3連休前の21日に13円安の1817円と続落して引けた。新型肺炎の感染拡大を懸念して日経平均株価が、92円安と反落して不透明感を強めるなか同社株もリスク回避の売り物に押された。ただ今年2月11日につけた直近安値1811円を前に下げ渋る動きもみせた。今年1月30日に発表した今2020年3月期第3四半期(2019年4月~12月期、3Q)業績の2ケタ増収増益着地を手掛かりに下値に売られ過ぎ訂正買いが交錯した。テクニカル的にも、同3Q決算発表時に3Q決算を好感して昨年来安値1751円から窓を開けて255円高しており、その後の調整でこの窓をほぼ埋めており再騰再現期待につながっている。
 
■ネット通販の売り上げが拡大し小売事業のセグメント利益は39%増
 
 今期3Q業績は、売り上げ899億9100万円(前年同期比15.6%増)、営業利益19億9700万円(同36.2%増)、経常利益21億円(同33.4%増)、純利益12億6600万円(同26.3%増)と売り上げは続伸し、利益は大幅増益転換した。2018年12月に子会社化し今年4月に商号変更した通販サイト「PCボンバー」を運営する綿半ドットコム(東京都新宿区)の相乗効果などでインターネット通販の売り上げが拡大し、小売事業の売り上げが前年同期比18.8%増と増収転換し、セグメント利益も、チラシ削減、商品点数の絞り込み、顧客への情報発信ツールとしてSNSを活用するEDLP(エブリデー・ロー・プライス)戦略を強化継続し、さらに前期の店舗閉鎖関連費用も一巡したことで同39.6%増と大幅増益転換したことが主要因となった。
 
 今2020年3月期業績は、期初予想通りに売り上げ1142億4500万円(前期比7.3%増)、営業利益26億7300万円(同13.0%増)、経常利益28億1100万円(同12.2%増)、純利益16億46000万円(同1.7%増)と見込み、5期連続で過去最高を更新する。綿半ドットコムに続いて積極M&Aした丸三三原商店、サイエンスホームなども寄与するもので、今期配当も、年間34円(前期実績33円)と5期連続増配を予定している。
 
■3Q決算時に開けた窓埋めをほぼ終了し低PER修正で昨年来高値を目指す
 
 株価は、綿半ドットコムの上乗せで月次売上高が前年同月比プラスを続けたことで2000円台を固めてきたが、昨年11月、12月の月次売上高が、暖冬の影響で伸び悩んだことで下値を探り、新型肺炎の感染拡大が響いて昨年来高値1751円に突っ込んだ。同安値からは、3Q好決算に反応して窓を開けて2006円高値まで急伸したが、全般相場の波乱とともに再び下ぶれ、この再調整で窓埋めをほぼ終了した。PERは10倍台、PBRは1.12倍と売られ過ぎを示唆しており、戻り高値2006円を上抜き、昨年7月につけた昨年来高値2576円を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)