国内株式ファンドの過去20年間の累積リターン(19年11月末現在)は、大型株指数が34.81%に対し、中小型株指数は143.25%と約4.1倍になっている。為替リスクを考えることなく優れたパフォーマンスが期待できる国内中小型株ファンドは、「人生100年時代」の長生きリスクへの対応策としても有効だろう。その国内中小型株ファンドの中でも、明治安田アセットマネジメントが設定・運用する「新成長株ファンド(愛称:グローイング・カバーズ)」は、モーニングスターインデックス「国内小型グロース(単純)」を上回る成績を継続している。

 モーニングスターでは、国内株ファンドについて、投資する銘柄の規模(大型・中型・小型)とスタイル(バリュー・ブレンド・グロース)によって9つのカテゴリーに分類している。この9つのカテゴリーについて、2019年11月末時点における過去10年間のパフォーマンス平均をみると、「国内小型グロース」を除くすべての中型・小型株ファンドが大型株ファンドよりリスクが低くなった。また、リターンでは、同じスタイルでは、中小型株ファンドのカテゴリーの方が大型株より高い。中型・小型株ファンドは、リスクに見合ったリターン(シャープレシオ)でも、相対的に高い水準にあることが分かる。

 また、リーマン・ショックが起きた2008年以降の過去12年間の暦年トータルリターンをみると、「小型」が12年中8年で「大型」「中型」「TOPIX」のいずれも上回っている。年別でみると、2018年や2019年は中型・小型ともにTOPIXに劣後したが、世界中の株価が大幅に下落した2008年や2011年ではTOPIXと比較し下落幅を抑えられている。全般に上昇局面では中型・小型は、TOPIXを超えるリターンを獲得する傾向が強く、長期でみた良好なリターンにも結び付いていると考えられる。

 「新成長株ファンド(愛称:グローイング・カバーズ)」の暦年のトータルリターンを国内大型株指数および国内小型株指数と比較すると、リーマン・ショックが起きた2008年以降の12年中、8年でいずれも上回っており、国内の株価指数に対する優位傾向は強い。

 2019年11月末時点における当ファンドの過去5年間のトータルリターン(年率)は、21.88%と、モーニングスターカテゴリー「国内小型グロース」内で上位6%となっている。また、10年間のトータルリターンの推移(ローリングリターン)をみると、設定(2004年4月)来の68カ月間全てでプラスのリターンを獲得しており、長期保有時は投資時期を問わず利益を得られている。また、小型株指数を68カ月中47カ月間で、カテゴリー平均を53カ月間で上回っており、長期の運用成績は小型株指数やカテゴリー平均に対し相対的に優位となる傾向が強い。

 同ファンドは、エンジェルジャパン・アセットマネジメントの投資助言を受ける。同社は、「IPO(新規株式上場)」を起点に行う、経営者との面談を通じた中小型株調査に強みを持ち、投資助言を行う運用会社のファンドの高いパフォーマンスに寄与している。同社が運用助言を行うファンドは11本だが、うち5本のファンドは、2019年11月末時点で、10年以上の運用実績がある国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、ETF等除く)1415本の中で過去10年間のトータルリターン上位15本に入っており、同社の優れた調査力がうかがえる。(情報提供:モーニングスター社)(図版は、「グローイング・カバーズ」10年トータルリターンの推移)