2020年は米国とイランが戦争を始めるのではないかという緊張で株価が下落して幕開け、米国と中国の通商問題の第一次合意によって米国株価が史上最高値に上昇するなど、波乱のスタートになった。昨年に大きな話題になった「年金2000万円問題」をきっかけに、「今年こそは資産運用!」と考えていた人も上下に大きく動く株価に、どうすればよいのかと迷いが生じてしまったかもしれない。1月18日に開催が予定される「モーニングスターカンファレンス2020 NISA・iDeCo・資産形成セミナー」(入場無料)は、これから資産形成を始める人は、ぜひ聞いておきたいポイントを押さえたセミナーといえそうだ。
 
 セミナーを主催するモーニングスターは、投資信託の評価会社として知られているが、大小さまざまな資産運用セミナーも全国各地で開催している。今年13日には新潟で第四銀行、北越銀行、第四北越証券と共同で「資産運用フェア2020in新潟」を開催し、新潟県下で開催された資産運用セミナーでは、かつてなかったほどの来場者を集めた。18日に開催されるセミナーは、「モーニングスターカンファレンス」として、毎年この時期に開催されるセミナーだが、今年は、「年金2000万円問題」が話題になった後だけに、これから投資を始めようと考える人にも参加しやすいテーマを設けた。
 
 セミナーは全体4部構成となり、明治安田アセットマネジメント執行役員の保科誠氏による「人生100年時代! 今見直したい投資のキホン~資産形成は“ドキドキ”より“コツコツ”~」で開幕。続いて、日本の株式市場の現状や日本株式投資の考え方について東京海上アセットマネジメント投信営業部長の柳博之氏が「日本株は選別の時代へ」というテーマで講演。そして、インベスコ・アセット・マネジメントの代表取締役社長兼CEOの佐藤秀樹氏が「2020年の投資戦略を考える~世界を変える技術、ブロックチェーン等が生み出す新たな投資機会とは~」をテーマに講演する。
 
 最後の基調講演は、モーニングスター代表取締役社長の朝倉智也氏が務め、「今一度、『長期・積立・分散』投資の有効性を考える」をテーマに、NISAやiDeCoなど税制優遇制度の効果的な使い方などを解説することになっている。また、セミナーの来場者にはアンケートへの回答で、朝倉氏の著書「ものすごく真っ当で、ありえないほど簡単なお金の増やし方」をもれなくプレゼントするという。
 
 世界の市場は現在、プロの間でも「不確実性が増している」と言われている。不安定で浮き沈みの激しい市場が続く見通しだ。これまでも、不安定な市場環境がなかったわけではなく、そのような市場の波乱を乗り越えるのに役立ったのが「長期・積立・分散」という投資行動だったことは、広く認められているところだ。資産運用を始めるにあたっては、まずは知っておきたいポイント、そして、投資を既に始めている人にも波乱相場を前にして確認しておきたいことも「長期・積立・分散」の効果といえる。しっかりと専門家の話を聞いて理解を深めたい。(写真は、2019年の新春セミナーで講演するモーニングスター代表取締役社長の朝倉智也氏)