近年、電子商取引(eコマース=EC)の飛躍的な成長に伴い宅配市場が急速な成長を遂げており、郵便業の成長の原動力になっている。

  情報通信省郵政部によると、2019年におけるベトナムの郵便業(宅配業を含む)の企業各社の売上高合計額は前年比+22%増の47兆1000億VND(約2250億円)へと大幅に増加し、このうち郵便サービスが同+27%増の30兆VND(約1440億円)だった。

  郵便業に携わる企業の数は435社となり、このうち民間企業が全体の95%を占める。

  また、宅配市場シェアの約6割を占めるのが、◇ベトナム郵政総公社(VNポスト=VNPost)、◇ベトテル郵便[VTP](Viettel Post)、◇VNポスト・エクスプレス[EMS](VNPost Express=EMS)、◇サイゴンポスト(SPT)、◇ナスコ・エクスプレス(Nasco Express)の5社だ。

  宅配市場への新規参入も相次いでいる。地場系の新たなプレーヤーとして、FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)のグループ会社である携帯電話小売大手FPTリテール[FRT](FPT Retail)や、ビー・エクスプレス(beExpress)などが挙げられる。  

  海外投資家もベトナムの宅配市場を有望視し、近年はシンガポール系グラブ・エクスプレス(Grab Express)や中国系ラザダ・エクスプレス(Lazada Express)、中国系百世物流科技(Best Inc.)、マレーシア系GDエクスプレス(GD Express)などが参入している。(情報提供:VERAC)(イメージ写真提供:123RF)