19日に香港メインボードに上場した不動産管理会社2社の初値は対照的だった。業界で常にトップ5に入る保利物業発展(06049)は公募価格を約25%上回る初値を付けて好発進。一方、業界で13位の時代隣裏(09928)は公募価格割れだった。
保利物業発展(06049)は公募価格35.10香港ドルに対し、初値は43.8香港ドルだった。公募価格を約25%上回った。
同社は、中国の不動産管理会社の中ではトップ5にランクインする不動産管理会社。中国の27の省、148都市をカバーし、846の不動産を管理している。うち、565が住宅コミュニティ。住宅の他、商業施設やオフィスビル、学校や工業団地、公共サービス施設など幅広い物件を管理している。
時代隣裏(09928)は、公募価格5.15香港ドルに対し、初値は4.89香港ドルだった。
同社は中国の不動産管理会社。トップ100の不動産管理会社の中で13位にランクされている。住宅コミュニティ、工業団地、商業施設、空港、教育機関、政府の建物等、204の不動産を管理している。(イメージ写真提供:123RF)
【香港IPO】不動産管理の保利物業発展の初値は公募価格を約25%上回った
2019-12-19 10:28

香港IPOの一覧 -サーチナ・ファイナンス
- ・【香港IPO】18日上場3銘柄は好調、邁科管業の初値は公募価格を67%上回る(2019/12/18)
- ・【香港IPO】13日に4銘柄新規上場も初値はいずれも冴えない(2019/12/13)
- ・【香港IPO】バイオ医薬品開発の康寧傑瑞の初値は公募価格を27%超上回る(2019/12/12)
- ・【香港IPO】心臓弁の開発・生産会社の啓明医療の初値は公募価格を20%超上回る(2019/12/10)
- ・【香港IPO】マレーシアのNOMAD TECHの初値はほぼ公募価格と同じ(2019/12/09)
関連記事