アジア開発銀行(ADB)は11日、「アジア経済見通し(Asian Development Outlook=ADO)」の補足版(Asian Development Outlook Supplement=ADOS)を発表し、ベトナムの国内総生産(GDP)成長率見通しを上方修正した。

  ADBは、ベトナムの2019年通年のGDP成長率予想をこれまでの+6.8%から+6.9%に、2020年通年を+6.7%から+6.8%に引き上げた。この数字は、政府が設定する目標や世界銀行(WB)の予測を上回っている。

  この背景には、1-9月期のベトナムのGDP成長率が直近9年間で同期として最高値に達したこと、個人消費や投資が上向いていること、海外直接投資(FDI)が増加していることがある。

  一方、ADBは2019年と2020年におけるアジア地域のGDP成長率予想をともに+5.2%とし、これまでの予想値からそれぞれ▲0.2%、▲0.3%下方修正した。さらに、シンガポールやタイの経済見通しも引き下げた。

  アジア地域のインフレ率は2019年の+2.8%から2020年に+3.1%の上昇となる見込み。両年とも事前予想は+2.7%だった。(情報提供:VERAC)(イメージ写真提供:123RF)