米総合不動産サービス大手のジョーンズ・ラング・ラサール(Jones Lang LaSalle=JLL)が発表した報告によると、2019年のホーチミン市の新築分譲マンション市場では1区トンドゥックタン(Ton Duc Thang)通りの物件で1m2当たり3億VND(約145万円)の過去最高価格を記録した。多くの不動産専門家は、2020年も不動産価格の上昇傾向が続くと予想している。

  価格上昇の原因と考えられているのは、新しい住宅案件が少ないこととホーチミン市が5年毎に発表している公示地価の見直しがあることだ。

  ホーチミン市不動産協会(HoREA)によると、市内の新規住宅供給戸数が大幅に減少している。HoREAの報告書は、2019年1~9月に投資が承認された住宅案件は1件のみだったとしている。市が中心部での新規住宅建設を制限していることが背景にある。

  現行の公示地価の適用期間は今年12月29日までで、2020~2024年の新たな公示地価が発表される。実際の取引価格が高騰していることを受けて、新しい公示地価も引き上げられると見られている。HoREAは、現行の公示地価は実勢価格の30~50%程度にとどまるとし、公示地価の+30%の引き上げが合理的としている。(情報提供:VERAC)(イメージ写真提供:123RF)