アリババグループ(NYSE:BABA)は2019年11月15日から、香港証券取引所メインボードへの上場に向けた新規公開株の購入申込を開始した。申し込みの締め切りは20日の正午。グローバルで普通株式5億株を新たに発行する計画。公募価格の上限は、188香港ドル、売買単位は100株。公募価格等は25日に発表する。上場は26日。香港証取での銘柄コードは9988に決まった。
 
 アリババグループ会長兼CEOのダニエル・チャン(張勇)氏は、IPOにあたって、「アリババグループは、『あらゆるビジネスの可能性を広げる力になる(To make it easy to do business anywhere)』という使命を持ち、102年(3世紀)続く良い会社になるというビジョンを掲げています。グローバル化、国内消費、クラウドコンピューティングを活用したビッグデータの3つの戦略の柱を追求し続けることで、今後5年以内(2023年度末まで)に我々のプラットフォームで、10億人以上の中国消費者を含む世界中の消費者にサービスを提供し、10兆元(約155兆円)以上の消費を促します」と語っている。
 
 香港証券取引所への上場により、アジア全体のアリババグループのユーザーおよびステークホルダーの多くがアリババグループに投資できるようになる。アリババグループの全体的な投資家基盤の拡大に加えて、グローバル投資家がほぼ24時間、アリババグループの株式を取引できる市場を作ることができるとしている。アリババグループの米国預託株式(ADS)1株は普通株式8株の交換比率で、引き続きニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場され、香港株はADSと交換可能になる。
 
 同社は、株式公開による収益を、ユーザーの拡大とエンゲージメントの推進、デジタルトランスフォーメーションを促進する企業の支援、および長期的なイノベーションと投資の継続という戦略の遂行に活用するとしている。
 
 2019年3月期の売上高は3234億人民元(前期比51.11%増)、税前利益は962億人民元(同4.17%減)。19年6月期(3カ月間)の売上高は995億人民元(前年同期比43.87%増)、税前利益は253億人民元(同81.22%増)。(イメージ写真提供:123RF)