ESR(01821)が11月1日、香港メインボードに上場した。公募価格16.80香港ドルに対し、初値は17.60香港ドルと公募価格を約4.8%上回った。同社は今年6月に上場を計画したものの、当時の市況が悪化していたため、上場を延期していた。
 
 同社は、APAC全体で物流インフラストラクチャーを提供する域内最大の物流不動産プラットフォーム会社。APACでeコマース、3PLプロバイダー、実店舗、メーカー、コールドチェーンロジスティクスプロバイダーなどに対し、近代的な物流施設を開発、および、管理している。APACのみに経営資源を投入し、同地域のGDPの90%を占める中国、日本、韓国、シンガポール、オーストラリア、インドで事業展開している。
 
 2018年12月期の売上高は2.54億米ドル(前期比65.80%増)、税前利益は2.71億米ドル(同0.95%減)。2019年6月期(6カ月間)の売上高は1.56億米ドル(前年同期比66.25%増)、税前利益は1.23億米ドル(同51.57%増)。
 
 公募により調達した約44.36億香港ドル(約612億円)のうち、約71.4%は2016年11月に発行されたHana Notes(約23.52億香港ドル)の返済と同年12月発行のクラスC優先株式(約8.15香港ドル)の償還のため、約28.6%を物流施設の開発、および、共同投資ファンドへの出資にあてる。(イメージ写真提供:123RF)