地場不動産会社FLCグループ[FLC](FLC Group)が全額出資するバンブー航空(Bamboo Airways)は22日、同社にとって初となる「ボーイングB787-9型ドリームライナー」2機を、米国ゼネラル・エレクトリック(GE)社傘下のGEキャピタル・アビエーション・サービス(GE Capital Aviation Services=GECAS)から受領した。

  2機はバンブー航空シンガポール支社に引き渡され、11月のベトナム就航に向けた準備が進められている。これにより、同社はベトナムの民間航空会社として初めて広胴型機を就航させることとなる。

  同社のダン・タット・タン副会長は2機の引き渡し式で、ボーイングB787-9型ドリームライナーをはじめとするハイクオリティの最新機体の導入は同社の国際線の就航強化や旅客への5つ星のサービス提供において重要な役割を担っていると述べた。GECASは近年のFLCグループ、バンブー航空の著しい成長を評価した。

  ボーイングB787-9型ドリームライナーは現存する航空機で最も省エネで、燃料の消費量は従来と比べて20%以上削減でき、最新技術により機体の重量が最小限になっているほか、メンテナンス頻度も大幅に減らすことができることでメンテナンスコストも通常より30~40%少額となる。

  機体の空間や座席も広く、ファーストクラスではリクライニングをフラットにして身体を休めることが可能。照明にはLEDを使用し、湿度と気圧も上空1.8km圏内相当を維持することで長距離移動による身体の疲労感も軽減される。

  バンブー航空はボーイングB787-9型ドリームライナー30機の購入契約を締結済みで、総額は56億USD(約6000億円)。これにより、保有機数を2019年末までに30機、2024年には100機へと増やす計画。

  パイロットはフライト・クルー・インターナショナルやジェットワークなど国際的に信頼の高い航空業界の人材紹介エージェント10社を介して採用済みで、パイロットのほとんどは外国人だという。現在、ボーイングB787-9型ドリームライナーへの乗務や整備など、関連部署のスタッフは座学と実地訓練を受けている。

  同社は28の国内線と国際線を運航しており、これまでに1万4000便を運航している。平均搭乗率は90%、2019年年初9か月の定時運航率は93.9%と国内航空会社5社でトップ。今後は2019年末までに韓国や台湾、東南アジア諸国への定期運航を含む37~40路線に拡大する計画。(情報提供:VERAC)(イメージ写真提供:123RF)