シンガポールを本拠地として東南アジア各国でタクシー配車・予約サービスを展開するグラブ(Grab)は11日、ホーチミン市トゥードゥック区で、スマートフォン向け配車アプリ「グラブ(Grab)」経由でのデリバリーのみを目的とするキッチンサービス「グラブキッチン(GrabKitchen)」を試験的に開始した。これはベトナムで初めて登場する新しいサービスモデルだ。

  「グラブキッチン」は、グラブが設置するキッチンのみのフードコートで、テーブルも椅子もなく、アプリで注文数の多いレストランや飲食店のキッチンが集まる。グラブはスペースの設置や施設の整備を担当し、レストランや飲食店は注文品の調理をする人材を派遣する。

  アプリ経由で注文を受けると、該当のレストランや飲食店は注文品をその場で調理し、利用者の自宅や職場などへデリバリーする。

  例えば、中心部から遠く離れたエリアの顧客に人気のある1区のレストランや飲食店が、遠方のエリアに支店を開くことができなかったり、デリバリー料金も高かったりすると多くの顧客を逃すことになる。

  こうした中、レストランや飲食店は「グラブキッチン」を利用して遠方に小さな「キッチン」を設けることで、新規顧客の開拓が可能となるほか、配達時間が短縮でき、ビジネス効率の改善にもつながると見込まれる。

  「グラブキッチン」の利用者はアプリ「グラブ」を最新バージョンに更新し、フードデリバリーサービス「グラブフード(GrabFood)」内から「GrabKitchen」のカテゴリを選択すればよい。(情報提供:VERAC)