Link-U <4446> (東マ)は、本年7月18日に東京証券取引所マザーズに上場に上場した。同社は、自社設計のオリジナルサーバーを基軸としたデータ配信システムと、そのデータを適切に蓄積・分析・処理するAIソリューションをあわせて、ワンストップで提供するサーバープラットフォームサービスを展開。主に「電子書籍」や「動画配信」の分野において実績と強みがある。
 
 出版社アプリの中で有数のDAUを誇る小学館のマンガアプリや日本の発売日に世界中で最新『ジャンプ』作品が読める集英社発の海外向けマンガアプリ、累計2,900万ダウンロードを超えるQRコード読み取りアプリ、異世界・転生作品が多数掲載の500万DL超のマンガアプリのサービスを提供している。
 
 9月6日大引け後に7月期本決算を発表した。前2019年7月期業績実績は、売上高10億6800万円(前の期比75.1%増)、営業利益3億9400万円(同90.4%増)、経常利益3億7800万円(同79.4%増)、純利益2億6900万円(同80.7%増)に着地。
 
 今20年7月期業績予想は、売上高13億1100万円(前期比20.7%増)、営業利益4億2200万円(同6.1%増)、経常利益4億1000万円(同5.3%増)、純利益2億8800万円(同6.0%増)を見込む。年間配当予想は、無配を予定している。リカーリングは、マンガサービスを中心に伸長。既存サービスの収益力向上及び新規案件の積み上げにより売上高が増加。技術的改善によるユーザビリティの向上、効率的な運用のための継続改善が寄与。人員増加が、提供サービスの増加に寄与。初期開発・保守開発は、予算作成時点で受注確度の高い案件を考慮し、予定していない期中の受注・リリース案件があった場合には売上に上乗せする。コスト面では、新事業領域における提供サービス増加に向けた人的リソースの確保という人件費をはじめ、広告宣伝費やサーバー拡充に伴う減価償却費の増加で小幅増益になる見通し。
 
 株価は、7月19日につけた上場来高値6130円から8月6日につけた上場来安値3725円まで調整を挟んで9月5日高値5370円と上昇。今20年7月期小幅増益見通しに失望感が広がり、9日は4150円ストップ安売り気配となっている。今20年7月期売上高は受注確度の高い案件を計画しており、最低ラインと考えられるうえ、新事業領域の注力に伴う先行費用の増加で小幅増益にとどまる要因で、前向きに捉えることが出来る。目先の売り一巡後に上昇に転じるか注目したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)