ベトナム国防省傘下で携帯通信大手の軍隊工業通信グループ(Viettel Group=ベトテル)はこのほど、米アップル社(Apple)から「イーシム(eSIM)」サービスを提供する通信事業者として認められたと発表した。同サービスを提供する通信事業者は世界の40余りの国・地域の60社に上るが、ベトナムでは初となる。

  eSIMは組み込み用SIMを意味する「Embedded SIM」の略称で、物理的なSIMカードではなく電子的なSIMのこと。iPhoneの「XS」、「XS Max」、「XR」にeSIMの新機能が追加されている。複数の電話番号を利用できるほか、SIMカードが壊れたり紛失したりすることがないといった利点がある。

  ベトテルは今年2月から試験的にeSIMサービスの提供を開始しており、これまでに6万人近くが利用している。同社は、今後利用者が毎月+7000~1万人のペースで増加すると見込んでいる。

  ベトテルの支社でeSIMサービスの技術インフラを受け持つベトテル・ネットワーク総公社(Viettel Networks)のレ・バー・タン副社長は、eSIMサービスの導入範囲を他のIoT(モノのインターネット)機器に拡大していく考えを示した。(情報提供:VERAC)