金融事業や不動産開発、農産物・飼料の輸出入・販売などを手掛ける地場系コングロマリットのT&Tグループ(T&T Group)は7月30日、タンザニアで同国政府関係者の立会いのもと、タンザニア穀物及びその他製品協会(The Cereals and Other Produce Board of Tanzania=CPB)との間で、世界最大規模のカシューナッツ購買契約を締結した。

  T&Tグループは同契約に基づき、タンザニア政府が2018年に同国農家から買い取った未加工のカシューナッツ21万tのうち17万6000tを購入する。T&Tグループは契約締結に際して、豊富な経験を持つ専門家を現地に派遣し、同国政府の倉庫11か所で保管されている未加工のカシューナッツを検査した。

  検査の結果、カシューナッツはしっかりと保管されており、品質も量も確保できていることが確認できた。今回の契約により購買するタンザニア産カシューナッツは、今年9月にベトナムに輸入される見通し。

  なお、ベトナムは世界最大の未加工カシューナッツ輸入国であるとともに、世界最大の加工済みカシューナッツ輸出国でもある。ベトナムでは、年間160万tの未加工カシューナッツが必要とされているが、国内産では需要の25%にしか対応できず、残る75%を外国(主に東アフリカ)から調達しているのが現状だ。(情報提供:VERAC)