文化スポーツ観光省観光総局が発表した2018年度年次報告によると、ベトナムの航空産業の飛躍的な成長が観光産業を牽引していると評価されている。

  国際航空運送協会(IATA)によると、直近10年間におけるベトナム航空市場の年平均成長率は+17%で、世界で最も成長率が高い国の1つになっている。この年平均成長率は、アジア太平洋諸国の同期間の年平均成長率を上回っている。

  国内だけでなく、世界の多くの大手航空会社と格安航空会社(LCC)が競争し、ベトナム航空市場を開拓している。

  全国には稼動中の空港が28か所あり、このうち10か所は国際線が発着する国際空港、12か所は国内線のみの空港となっている。直近では2018年に東南部地方クアンニン省でバンドン国際空港が新たに開業した。

  ベトナム国内には航空会社が5社あり、合わせて国際線50路線以上を運航している。国内航空会社5社と海外航空会社68社が、ベトナム各地と世界28か国・地域を結ぶ国際線130路線近くを運航している。

  国内航空会社は旅客輸送だけでなく、観光総局や旅行会社各社と協力して観光促進策にも取り組んでいる。中でも、東北アジア(日本、韓国、中国、台湾)、欧州(イギリス、ドイツ、イタリア、スペイン、スイス、ハンガリー)、東南アジア諸国、オセアニアを中心に宣伝を行っている。

  特に、中国と韓国はベトナムの観光産業にとって最も重要な市場となっている。ベトナムを訪れた韓国人観光者数は2017年に+56%増、2018年には+44%増と大きく伸び、開拓余地はまだ残されているとみられる。(情報提供:VERAC)