香港でのIPOが活発化している。6月12日から21日にかけて8営業日連日のIPOは20日上場予定だったESR Cayman(01821)が上場を延期したため6営業日連続で途絶えたが、来週28日には一挙に6銘柄が新規上場する予定になっている。
 
 ESR Caymanが上場延期を決めたのは6月13日。当日上場した嘉涛(02189)が公募価格を15%下回る初値、そして、太興(06811)は17.33%下回る初値と非常に低調な初値状況となったことを受けて上場延期を発表した。
 
 しかし、翌14日上場の翰森製薬(03692)は公募価格を14.31%上回る好調な出足となり、週明けの17日に上場した中国船舶航運(03877)も公募価格比4.48%高で生まれて、IPOへの安心感が広がった。
 
 来週の上場予定は、25日に、中国とアメリカで生殖補助サービス(ART)を提供する錦欣生殖医療(01951)が上場する。仮条件は7.76~8.54香港ドル。売買単位:2000株。主幹事証券はモルガンスタンレーとCLSA(A CITIC Securities)。中国政府が一人っ子政策を廃止し、出産を奨励するようになったため、中国における不妊治療は大きな成長が期待されている。
 
 26日は、シンガポールのオンラインマーケティングサービス会社である創世紀集団(01849)。仮条件は0.65~0.70香港ドル。売買単位は5000株。主幹事証券はALTAS CAPITAL。
 
 そして、28日には6銘柄が上場を予定している。
 
 鋳造部品メーカーとして中国でトップの鷹普精密工業(01286)。仮条件は2.80~3.30香港ドル。売買単位は1000株。主幹事証券はモルガンスタンレーとBOC International。
 
 日本旅行に強みのある旅行会社の途屹控股(01701)は、仮条件が0.52~0.68香港ドル。売買単位は4000株。主幹事証券はInnovax Capital。
 
 バックパックなどの鞄メーカーである植華集団(01842)は、0.50香港ドルで公募を行う。売買単位は4000株。主幹事証券は徳健融資。
 
 浙江省の旅行会社である飛揚国際(01901)は、仮条件が1.00~1.10香港ドル。売買単位は2000株。主幹事証券はGiraffe Capital。
 
 自動車部品や家電の金型メーカーである勲龍(01930)は、仮条件が0.80~0.88香港ドル。売買単位は4000株。主幹事証券はBallas Capital。
 
 型枠工事サービス会社の銀濤(01943)は、仮条件が0.50~0.54香港ドル。売買単位は5000株。主幹事証券はGrande Capital。(イメージ写真提供:123RF)