ベトナムのカフェチェーンの2018年業績は、地場ハイランズ・コーヒー(Highlands Coffee)が売上高トップを維持し、他のカフェチェーンの売上高を大きく上回っている。

  ハイランズ・コーヒーの2018年売上高は前年比+31%増の1兆6000億VND(約75億5000万円)で、ザ・コーヒー・ハウス(The Coffee House)の2.4倍、スターバックス(Starbucks)の2.7倍、フックロン(Phuc Long)の3.4倍、チュングエン(Trung Nguyen)の4.6倍となった。

  2014年に1店舗目をオープンしたザ・コーヒー・ハウスは、2018年売上高が6690億VND(約31億6000万円)に達し、スターバックスから2位の座を奪った。同社は今後5年間で1か月当たり10か所の新店舗をオープンし、店舗網を700か所へと増やす計画だ。

  一方、スターバックスは2018年売上高が6000億VND(約28億3000万円)で3位に後退した。ベトナムに参入して6年が経ったが、店舗網は49か所に留まっている。

  フックロンは、2018年の売上高が前年比+39%増の4700億VND(約22億円)で4位だった。北部への事業拡大により売上高成長が加速している。

  チュングエンは、2015年~2018年の売上高が3000億~3500億VND(約14億2000万~16億5000万円)となっており、成長率は他のカフェチェーンを下回っている。

  カフェチェーンの利益について、ハイランズ・コーヒーは売上高が1兆VND(約47億円)を超えているものの、新店舗のスペース賃料や広告にかかるコストが高いため、直近2年間でようやく利益が出たところだ。2018年の税引前利益は前年比▲2.3%減の1290億VND(約6億円)で、減益は販売費が前年に比べ+42%増加したことによるもの。

  ザ・コーヒー・ハウスは2018年の税引前利益が20億VND(約940万円)、フックロンは40億VND(約1900万円)だったが、チュングエンは▲290億VND(約▲1億3700万円)の赤字となった。(情報提供:VERAC)