商業銀行が提示する長期預金金利の差が銀行間で広がっている。6か月物以上の預金金利では、小資本の民間銀行と大資本の国営銀行との間で金利差が年2~3%となった。さらに大口の長期預金に対しては金利の上乗せも行っており、中には預金金利を年9%近くとしている銀行もある。

  商銀各行の6か月物の預金金利は年5~8%となっており、うち最も高いのはナムアバンク(Nam A Bank)の年8%、続いてサイゴン銀行(SCB、年7.8%)、エクシムバンク[EIB](Eximbank、7.6%)、クオックザン(国民)銀行[NVB](National Citizen Bank=NCB、7.6%)など。一方、国営のヴィエティンバンク[CTG](Vietinbank)は5%を提示している。

  資金需要が増えていることから、多くの商業銀行が高金利の譲渡性預金証書(譲渡可能定期預金)を発行することにより資金調達を強化しており、ベトアバンクの提示する金利が年9.1%で最高となっている。

  長期預金の金利が高めに設定されるのには、米中摩擦や物価上昇が続いていることにより、ベトナムドンの対米ドル為替レートが不安定なことが背景にある。(情報提供:VERAC)