ヴィスコ・テクノロジーズ <6698> (東2)は画像検査処理装置のファブレスメーカーである。19年3月期は増収・2桁増益だった。20年3月期は増収・営業増益予想である。収益拡大を期待したい。なお5月27日に立会外分売を行った。株価は軟調展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。
■画像検査処理装置のファブレスメーカー
画像検査処理装置のファブレスメーカーで、コネクタ検査用など電子部品業界向けを主力としている。中期経営計画では21年3月期の売上高50億50百万円、経常利益7億70百万円、純利益5億30百万円、ROE17.8%を目指している。
■20年3月期増収・営業増益予想
19年3月期の連結業績は、売上高が18年3月期比7.8%増の35億65百万円、営業利益が16.9%増の5億43百万円、経常利益が15.6%増の4億82百万円、純利益が34.6%増の4億06百万円だった。計画を上回る増収・2桁増益だった。中国を中心に海外売上が伸長し、人件費の増加を吸収した。
20年3月期連結業績予想は売上高が19年3月期比15.0%増の41億円、営業利益が8.6%増の5億90百万円、経常利益が11.8%増の5億40百万円、純利益が4.0%減の3億90百万円としている。
純利益は中国子会社の繰越欠損金解消に伴って課税が発生するため微減益だが、車載向けを中心にコネクタ検査用途が伸長し、開発投資や人件費の増加を吸収して営業増益予想である。収益拡大を期待したい。
■株価は調整一巡
株価(18年12月13日付でJASDAQから東証2部に市場変更)は軟調展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。6月5日の終値は1540円、今期予想連結PERは約25倍、時価総額は約96億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ヴィスコ・テクノロジーズは調整一巡、20年3月期増収・営業増益予想
2019-06-06 09:42

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