米英が休場のためドル円は小動き。109円台半ばを中心に10銭程度の値幅で推移。ユーロドルは1.12を若干割り込んだが値動きは限定的で1.1187~1.12で推移。

ドル/円   109.44 ~ 109.56

ユーロ/ドル 1.1187 ~ 1.1200
 
ユーロ/円  122.47 ~ 122.65

NYダウ     ------→ 25,585.69ドル

GOLD     ------→ 1,283.60ドル

WTI    ------→ 58.63ドル

米10年国債 ------→ 2.320%


本日の注目イベント

独  6月GFK消費者信頼感
欧  ユーロ圏4月マネーサプライ
欧  ユーロ圏5月消費者信頼感指数(確定値)
米  3月FHFA住宅価格指数
米  3月ケース・シラ-住宅価格指数
米  5月消費者信頼感指数

 英国が「スプリング・バンク・ホリデー」、米国が「メモリアル・デー」のため市場参加者が少なく、為替はほとんど動きがありません。そんな中、来日中のトランプ大統領は日米首脳会談や宮中晩餐会をこなしながら、米中貿易問題だけではなく、対日貿易問題や、北朝鮮問題にも触れ、おおいに話題を提供してくれ、こちらとしても助かっている状況です。

 米中貿易問題を巡っては、「中国は恐らく、再交渉を目指さずに貿易協定を結んでおけばよかったと考えているだろう」と述べ、「現時点で合意するつもりはないが、将来のある時点で合意すると思う」。さらに「中国が米国の追加関税に無期限に耐えられるとは考えにくい」との考えを示しました。また北朝鮮が弾道ミサイルを放ったことについては「問題視しない」とも述べて、あくまでも金委員長との会談の扉を開けておきたいとの意思が見られました。

 日米首脳会談後の記者会見では、トランプ大統領と安倍首相との間では前日のゴルフの時とはうって変わって厳しい表情が見られました。貿易問題ではトランプ氏が「8月には両国にとって非常に好ましい何かを発表するだろう」と発言したが、安倍首相は首を傾げたようにも見えました。「令和」最初の国賓として最高レベルの「おもてなし」を受けたトランプ氏でしたが、それはそれで、巨額の対日貿易赤字問題は別だよといったしぐさも見られました。「7月の選挙後」になると思われますが、日本に対しても今後本格的にディールを仕掛けてくることが予想されます。ここでは「ドナルド・シンゾウ」の関係からは大きく乖離した形で交渉が始まるものと予想しています。

 ドル円は先週23日に110円を割り込んでからは一度も110円台を回復していません。「1時間足」チャートでは「雲の下限」で見事に上昇を止められていることが確認できます。この雲は比較的厚く、109円90銭辺りまでドルが上昇すれば「雲抜け」が完了することになり、やはり110円台回復と同じようなイメージです。米中や日米の貿易問題に加え、EUとの関税問題、あるいは英国の混迷、さらには北朝鮮が再び孤立化の気配を見せるなど、ドルを買う理由がなかなか見つからない状況が続いています。それでもドル円は109円台で底堅い動きを見せ、「大健闘」していますが、きっかけ待ちといった状況にも見えます。本日のドル円は109円10銭~109円90銭程度を予想します。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)