ロジザード <4391> (東マ)は、前日22日に4円安の2612円と4営業日ぶりに小反落して引けた。同社株は、5月14日に突っ込んだ年初来安値2258円から2810円高値まで大きく底上げしており、全般相場の上値が、米中貿易協議の先行きへの警戒感を強めて重くなっていることから、同社株にも目先の利益を確定する売り物が出た。ただ取引時間中には2645円まで買い進まれる場面もあり、今年5月13日に発表した今2019年6月期第3四半期(2018年7月~2019年3月期、3Q)業績が2ケタ増益となり、期初予想の今期通期予想業績に対して高利益進捗率を示したことを手掛かりに、業績上ぶれ期待を高め下値には下げ過ぎ訂正買いが交錯した。5月17日には、クラウド倉庫管理システム「ロジザードZERO」と連携したクラウド型店舗在庫管理システム「ロジザードZERO-STORE」の販売開始を発表したことも、業績押し上げの追撃材料視されている。
 
■高利益率のクラウドサービスが新規取引先の増加で16.7%増と高成長
 
 同社の今期3Q業績は、売り上げ10億9300万円(前年同期比6.6%増)、営業利益1億7000万円(同35.3%増)、経常利益1億6600万円(同35.3%増)、純利益1億1300万円(同44.5%増)と大きく伸び、利益は、9カ月の実績で6月通期の12カ月予想を100万円~800万円上ぶれて着地した。引き続き粗利益率のよいクラウドサービスを積極的に増加させ、新規取引先の開拓などにより同事業の売り上げが、前年同期に比べて16.7%増と続伸し、開発・導入サービス、機器販売サービスの売り上げは小幅減収となったが、計画を上回って推移したことが寄与した。
 
 今6月期通期業績は、期初予想を変更せず売り上げ13億400万円(前期比3.1%減)、営業利益1億6600万円(同13.2%増)、経常利益1億6500万円(同17.9%増)、純利益1億500万円(同9.5%増)と見込み、純利益は、前期の過去最高(9600万円)を連続更新する。なお「ロジザードZERO-STORE」は、ECサイトの在庫管理だけではなく実店舗の在庫管理の課題を解決するため、「ロジザードZERO」のデータベース基盤を活用してリニューアルしたシステムで、物流倉庫の商品情報(商品マスタ)を再び整理することなく短期間に実店舗とECとの在庫管理を開始することを可能にして物流効率を高めるだけに、販売開始が業績押し上げ要因として期待されている。
 
■SP安時の窓埋めを早期に終了し最高値からの調整幅の半値戻しを目指し再発進
 
 株価は、今年1月に今期第2四半期累計業績の上方修正を手掛かりに上場来高値4380円まで急伸したが、新興市場の全般安にツレ安して2762円安値まで売られ、その後は、「ロジザードZERO」の新機能追加などをテコに3890円の戻り高値までリバウンドしたが、令和相場入り後の全般相場続落が波及し、また今期3Q業績の高利益進捗率にもかかわらず6月期通期業績を期初予想の据え置きとして市場コンセンサスを下回ったことが響いてストップ安(SP安)を交えて窓を開けて年初来安値2258円まで再調整した。同安値は、25日移動平均線から大きくマイナスかい離し売られ過ぎとして底上げ、SP安時に開けた窓埋めを完了してもみ合っている。最高値から年初来安値までの調整幅の3分の1戻しの2965円奪回から半値戻しの3319円を目指し再発進が見込まれる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)