ベトナム水産輸出加工協会(VASEP)によると、2019年1~3月のベトナム産チャ魚(ナマズの一種)の輸出額で、日本が初めてトップ10にランクインした。米国抜きの新たな環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)「包括的および先進的な環太平洋パートナーシップ協定(TPP11=CPTPP)」の発効により、今後日本への輸出が増加すると期待される。

  日本の輸入統計品目表(実行関税率表)によると、チャ魚の切り身(生鮮または冷凍)を含むナマズ(統計番号:030432)に対する2019年4月からの経済連携協定(EPA)関税率は、TPP11加盟国に無税が適用されている。日越経済連携協定(JVEPA)と日・ASEAN包括的経済連携協定(AJCEP)の2つの協定で、ベトナムの一部の水産物は輸入関税が撤廃されていたが、TPP11でより多くの水産物が無税となる。

  チャ魚の日本への輸出額は、2018年は前年比+37.6%増、2019年1~3月は前年同期比+60.37%増の858万USD(約9億4100万円)に達しており、今後も増加すると見られている。

  日本ではウナギが高級料理として好まれているが、乱獲により絶滅の危機に瀕している。チャ魚は、ウナギに似た風味で価格が3分の1と安いとして2017年に日本の業者が輸入販売し、消費者から好評を得たという。(情報提供:VERAC)