英スタンダードチャータード銀行(Standard Chartered Bank)がこのほど発表した東南アジアにおける電子決済に関する調査結果によると、ベトナムの現金決済への依存度が依然として高いことが分かった。

  この調査は、◇インドネシア、◇マレーシア、◇フィリピン、◇シンガポール、◇タイ、◇ベトナムの東南アジア6か国を対象に行ったもの。

  それによると、銀行口座、デビットカード、クレジットカードの利用率全てでシンガポールが1位(97.9%、91.9%、48.9%)だった。ベトナムは、銀行口座の利用率が30.8%で最下位。デビットカード利用率は26.7%で5位。クレジットカードの利用率は4.1%で4位となった。

  一方、ベトナムにおける現金利用率は、6か国で最も高い90.2%となっており、2位インドネシアの65.3%を大きく上回った。なお、シンガポールは9.9%で、最も現金利用率が低かった。

  調査によりベトナムの現金依存度がまだまだ高い水準にあるということが明らかとなったが、電子決済はベトナムでも近年急速に普及しつつある。ベトナム国家銀行(中央銀行)によると、Eウォレットを通じた2017年の取引額は53兆VND(約2500億円)で、前年比+64%増と大きく増加したという。(情報提供:VERAC)