ヨコレイ(横浜冷凍) <2874> は、前日14日に89円高の939円と5営業日ぶりに急反発して引け一時、942円と今年1月22日につけた年初来高値965円に肉薄した。令和相場入り以来の日経平均株価の7営業日続落に対して逆行高、東証第1部値上がり率ランキングの第18位に躍り出た。前日14日の後場寄り付きとともに今2019年9月期第2四半期(2018年10月~2019年3月期、2Q)累計業績を発表、増益転換して着地したことを手掛かりに割安修正買いが再燃した。テクニカル的にも、この急反発で長大な陽線包み足を示現しており、上昇トレンド転換を示唆している。
 
■新物流センターの保管料・荷役料が増加し食品販売事業ではカニが収益寄与
 
 同社の今期2Q累計業績は、売り上げが、期初予想をやや下ぶれ売り上げ720億9100万円(前年同期比12.9%減)と減収転換したが、営業利益が26億2900万円(同1.4%増)、経常利益が28億7200万円(同7.3%増)、純利益が18億9800万円(同9.4%増)と増益転換した。売り上げは、ノルウェーから欧米への輸出事業の取引形態変更の影響で減収転換したが、利益は、冷蔵倉庫事業では新設した東京羽田物流センターや名港物流センターの保管料・荷役料収入が増加し、食品販売事業では国内外向けのサバや時宜を得た買い付けを行ったカニが収益に寄与、新物流センター立ち上げ時の一時経費や減価償却費の増加をカバーしたことが要因となった。
 
 今9月期通期業績は、期初予想に変更はなく売り上げ1500億円(前期比12.7%減)、営業利益58億円(同20.2%増)、経常利益60億円(同11.7%増)、純利益37億円(同10.7%増)と増益転換を見込み、純利益は、2017年9月期の過去最高(33億6000万円)を2期ぶりに更新する。なお同社は、2017年10月から推進中の第6次中期経営計画で積極的は物流センターの増強などを進め、最終年度の2020年9月期に売り上げ1600億円、営業利益70億円、経常利益70億円、純利益45億円を目指しており業績の高成長が続くことになる。
 
■上昇トレンド入り示唆の長大陽線包み足を示現し昨年1月高値奪回を目指す
 
 株価は、昨年12月に大阪万博関連人気で1003円高値に急伸し、世界同時株安の波及で827円まで下ぶれ、売られ過ぎとして965円までリバウンド、その後は、25日移動平均線を出没しながら下値を探ってきた。PERは14倍台、PBRは0・7倍、配当利回りは2・44%と割安で、前日14日の急反発で上昇トレンド入りを示唆する長大な陽線包み足を示現しており、まず年初来高値抜けから昨年12月高値1003円を奪回し、昨年1月高値1206円を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)