先週末、注目された「米中貿易協議」は、「決裂」はしてませんが、「合意」もしておらず、とりあえず「先送り」ということになりました。「中国側が強硬姿勢」→「トランプ大統領が激怒。中国からの輸入品の関税引き上げ」→「中国側も反発。協議決裂か」→「世界株安&円高」、というのが先週の流れでした。本当に決裂していれば、さらなる世界株安は必至の情勢でしたが、とりあえず、最悪のシナリオは回避され、協議の継続するということで持ち越されました(次回は、北京で協議すると合意)。その結果、先週すでに値下がり幅が1千ドルを超えていたNYダウはひとまず急反発(先々週終値2万6504ドル→ 先週金曜夜一時2万5469ドル→ 週末終値2万5942ドル)。
 
 為替相場は、先週ブログでも連日予想しておりましたように、円高が進行しましたが、週末は一旦小休止。米ドル円は、10連休前は1ドル=112円だったのが、先週は109円台まで、急速に円高が進行。最大約109円50銭まで円高が進みましたが、週末終値は、110円近くまで値を戻しています。ただ、現状、円高トレンドが転換するには至っていません。ブログでも今回の円高トレンドは最大108円台と、やや思い切ったメドを掲げてきました。先週はあともう少しのところまで行きました。まだトレンド転換はしていない以上、引き続き、円高がターゲット(108円台)まで伸びることを期待したいです。
 
 トルコリラもひとまず下げが止まって急反発!先週終値1リラ=18.3円。先週は予想通り、ターゲットゾーンの1リラ=17台に突入!最大17円近くとの予想を掲げていましたが、そこまでは届かず。先週の安値は約17円50銭でした。急反発した理由は、トルコ当局が、トルコリラ安を食い止めるため「通貨防衛策」を打ち出したため。具体的には、利上げと同じ意味の金融引き締め策を発表したためですが、現状、チャート分析の観点でも、まだ下げ止まったとの判断には至りません。
 
 トルコリラ(投資可能な通貨のなかで世界一の超高金利)とは対照的に、メキシコペソ(世界二位の高金利)は、今年はぐいぐい値上がりしていて、先月、1ペソ=5.9円を超えてきたときは、また下がった時にこつこつ拾いたいといったことを解説いたしました。先週は一時5.6円台まで値下がりしましたね。指値5.70円とかで買い注文を出していて成功した方もおられるでしょう。激安通貨で、非常に少額から投資できますから、引き続き、上昇時に追いかけずに、小分けにして買い指値を出しておくような戦法が効果的ではないかなと思います。(執筆者:為替王)(イメージ写真提供:123RF)