交通運輸省傘下道路総局によると、全国にあるBOT方式(建設・運営・譲渡)で実施した道路案件57件のうち、約半数にあたる26件で2018年の料金徴収額が財務計画を下回った。一方、他の27件は計画を上回り、残り4件は調査対象外だった。

  料金徴収額が計画を大幅に下回った案件として、南中部沿岸地方フーイエン省のカー峠トンネルが挙げられ、ここでの徴収額は計画を95%下回る4500億VND(約22億円)だった。

  このほか、北中部地方トゥアティエン・フエ省のフオックトゥオン・フーザートンネルが計画を90%下回る2600億VND(約12.6億円)、ハノイ~バクザン間国道1号線(改修)が計画を87%下回る4600億VND(約22.3億円)だった。

  財務計画を下回った原因は、車両の通過量が予想を下回ったこと、通行料の減免適用区間があること、料金徴収開始が計画より遅れている区間があることなどにある。案件に融資する各商業銀行は、BOT道路案件の収益不足が不良債権を増やす可能性もあるとの懸念を示した。

  一方、財務計画を上回った案件としては、ファップバン~カウゼー間高速道路(収益7000億VND=約34億円超)、北中部地方クアンビン省を通過する国道1A号線2区間(同2200億VND=約10.7億円以上)があり、ともに計画を10%超上回った。(情報提供:VERAC)