ロジザード <4391> (東マ)は、前日25日に36円安の2964円と3日続落して引けた。同社株は、2月15日につけた年初来安値2762円から底上げ途上にあり、史上最長の10連休を前に目先の利益を確定する売り物が続いた。ただ、3000円大台割れでは下げ渋る動きも見せており、10連休明け後の5月13日に発表予定の今2019年6月期第3四半期(2018年7月~2019年3月期、3Q)決算への期待も高め押し目買いが交錯した。今期第2四半期(2018年7月~12月期、2Q)累計業績が、6月期通期予想業績に対して高利益進捗率を示しており、今年1月15日に2Q累計決算の発表に先立って、その2Q累計業績を上方修正したことも連想され、再現思惑を強め買い手掛かりとなっている。
 
■「ロジザードZERO」のクラウドサービスは年率19.9%と高成長
 
 同社の今期2Q累計業績は、今年1月15日の上方修正値を上ぶれ売り上げ7億5700万円、営業利益1億3200万円、経常利益1億2800万円、純利益8800万円で着地し、2Q累計決算は初作成となるため前年同期比較はないが、期初予想の6月通期業績に対して売り上げが57.9%、営業利益が79.7%、経常利益が77.4%、純利益が83.9%の進捗率とそれぞれ目安の50%を上回った。EC(電子商取引)事業者向けの主力の倉庫管理システム「ロジザードZERO」のクラウドサービスで新規取引先が増加するとともに、開発・導入サービスでも、既存取引先からの継続案件の受注があり、機器販売サービスでも、サプライ品やラベルプリンターなどの販売が順調に推移したことなどが要因となった。
 
 今6月期通期業績は、期初予想を据え置き売り上げ13億400万円(前期比3.1%減)、営業利益1億6600万円(同13.2%増)、経常利益1億6500万円(同17.9%増)、純利益1億500万円(同9.5%増)と見込み、純利益は、連続して過去最高を更新する。ただ、2Q累計のクラウドサービスは、年率19.9%の高成長と前年同期の17.6%を上回り、EC市場でロジザードの宅配便の取扱個数の直近3年間の年平均成長率も、28.8%と業界平均の6.5%を上回っていることから、2Q高利益進捗率を手掛かりに業績上ぶれ期待を高めて3Q決算発表時の業績ガイダンスが注目されている。新規株式公開(IPO)後の初決算となった前2018年6月期業績も、昨年7月のIPO時予想を上ぶれて着地しており、再現も観測されている。
 
■25日線から9%超のマイナスかい離と下げ過ぎで上場来高値奪回を目指しリバウンド幅拡大
 
 株価は、今年1月の今期2Q累計業績の上方修正をテコに上場来高値4380円まで1100円高し、その後は新興市場株の人気離散とともに年初来安値2762円まで調整したが、売られ過ぎとして3890円までリバウンド、足元では3000円大台を出没する中段固めを続けている。25日移動平均線からは9%超のマイナスかい離と下げ過ぎを示唆しており、上場来高値からの調整幅の3分の1戻しの3300円台、半値戻しの3500円台とリバウンド幅を拡大させよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)