ズーム <6694> (JQS)は、音楽用電子機器の開発及び販売を主な事業としており、「WE’RE FOR CREATORS」という基本理念のもと、世界中のクリエーターがよりユニークでオリジナルな作品を創造できるツールを提供することによってブランド力を向上し、株主、従業員や取引先などの同社グループと関係するステークホルダーから評価される企業を目指している。
 
 同社は、ポータブルなハンディレコーダーをはじめ、エフェクトプロセッサー、マルチトラックレコーダー、オーディオ・インターフェース、リズムマシン、サンプラーなど、レコーディング機器から電子楽器まで幅広い製品を開発している。30年以上に渡り、最新のDSPテクノロジーをベースにした革新的な製品をリーズナブルなプライスで提供している。「音」と「音楽」に特化した事業を展開、国内では島村楽器、石橋楽器、池部楽器、アマゾン、モリダイラ楽器、山野楽器、ESP、他国内主要楽器店500店舗で、海外では50以上の販売代理店網により世界130か国と幅広い国・地域で「ZOOM」ブランドが浸透している。
 
 前2018年12月期業績実績は、売上高77億0500万円(前の期比22.3%増)、営業利益2億6000万円(同20.5%減)、経常利益3億4600万円(同4.5%減)、純利益3億1800万円(同4.5%減)に着地。主力のハンディーオーディオレコーダー及びデジタルミキサーが好調。Mogar社の販管費と研究開発費が増加したものの、営業利益は従来予想より28.0%上振れしたため、減益幅を縮小した。
 
 今19年12月期業績予想は、売上高85億4000万円(前期比10.8%増)、営業利益6億1600万円(同2.4倍)、経常利益6億7300万円(同94.4%増)、純利益4億7300万円(同48.5%増)を見込む。Mogar社が通年寄与するほか、有形固定資産の減価償却方法を定率法から定額法に変更することから、営業利益は4期ぶりに最高益を更新する見通し。年間配当予想は、将来の事業拡大に必要な内部留保を行いつつ配当性向30%を目安として安定的な配当を行うことを基本方針で、期末一括63円(同20円増)の連続増配を予定している。
 
 株価は、昨年12月26日につけた年初来の安値1161円から2月18日に年初来高値2180円と上昇。3月8日安値1652円と調整した後、モミ合っている。営業最高益更新見通しで、今期予想PER8倍台・PBR0.85倍と割安感がある。また、将来の事業拡大に必要な内部留保を行いつつ配当性向30%を目安として安定的な配当を行うことを基本方針とし、配当利回り3.5%と利回り妙味もソコソコある。直近の10-12月期業績は営業利益が1億3200万円(前年同期比26.9%増)と好調に推移しており、5月14日に予定される決算の発表は注目される。逆張り指標のストキャスティクスで買いシグナルが点灯しており、待ち伏せ買いを考えるところだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)