16日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金相場は、世界的な景気減速に対する過度の懸念が後退する中、安全資産とされる金に対して売り圧力が強まり続落。前日比14.10ドル(1.09%)安の1オンス=1277.20ドルとなった。この日は目新しい材料はなかったものの、世界経済の成長減速に対する過度の懸念が和らぎ、日米欧などの主要な株価指数が堅調に推移。前週末に発表された中国の貿易輸出や新規の銀行融資が大幅に増加したほか、米国内でも3月の就業者数が急回復したことなどが投資家心理の改善につながったとみられる。
 
16日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は反発。産油国であるリビアでは東部を拠点とする軍事組織と西部の暫定政府の戦闘が続いており、再び深刻な内戦に突入する恐れが表面化している。リビア国営石油会社のサナラ会長は12日までに英紙のインタビューなどで、同国の原油生産が「全面的に停止する可能性がある」と警告したことで、原油供給のひっ迫懸念が強まり、前日比0.65ドル(1.0%)高の1バレル=64.05ドルで取引を終えた。(情報提供:東岳証券)(イメージ写真提供:123RF)